旧豊後森機関庫・転車台の撮影

九州では唯一の扇形機関庫!

こんにちは。
もうすっかり初夏らしくなりましたね。
日田の予想最高気温は29℃。あと1℃で真夏日です。
今年の夏は暑い気がします。(と毎年言っています)

季節は前後しますが、まだ桜の花の散らない先月の中旬過ぎに玖珠町の旧豊後森機関庫及び転車台を記録撮影いたしました。

機関庫とは、文字通り機関車を格納する場所のこと。
豊後森機関庫は、扇形庫と呼ばれる転車台付きの機関庫でした。
機関庫前中央にある円形の転車台によって、前後の区別がある蒸気機関車は進行方向を折り返すことができました。
しかしながら、1970年(大阪万博の開催された年ですね!)にディーゼル車が導入されると、扇形庫はその役目を終えました。今となっては、全国的にも残存するものは僅かで、九州においては唯一なのだそうです。
旧豊後森機関庫及び転車台は、その希少性と歴史的価値を評価され、2009年に経済産業省の「近代化産業遺産」として、2012年には国の「登録有形文化財」として登録されました。

旧豊後森機関庫及び転車台

玖珠町の人気スポット

現在、機関庫は、玖珠町により豊後森機関庫公園として整備されていて、地元の人の憩いの場となっています。
撮影当日も、機関庫を前にお弁当を食べている家族や、公園内を散歩している人、そして観光客と思われる人が多くいました。
特に、当日はJR九州が誇る豪華寝台列車「ななつ星」が隣の豊後森駅に停車する日ということで、「ななつ星」の乗客も機関庫を観光していました。
また、最近の廃墟ブームなどの影響もあり、知名度が上がっているらしく、ツーリングライダーの人たちも多く見かけました。
そこで、観光客とのちょっとした交流がありましたので、そのことについて後日、記事を書きたいと思っています。

豊後森機関庫公園よりななつ星

株式会社ノーベルは、これからも地元大分の大切な遺産・文化財を空から空撮により記録することで地域に貢献することができればと考えています。

記録撮影に関しましては、玖珠町役場様に許可を得て撮影しております。
また、安全を担保する計画と現場管理のもとフライトしています。

Special thanks to:
玖珠町役場