救援物資配送の第一回実証実験を実施しました

令和3年1月27日に弊社が事業主体を務める「重量物運搬ドローンを用いた救援物資配送訓練」実証実験を実施しました。
当実証実験は、株式会社ノーベル(日田市)、日本赤十字社大分県支部、日田玖珠広域消防組合消防本部、大分県警察日田警察署、日田市で構成するプロジェクトチームとともに、令和2年7月豪雨の際に孤立集落が発生した日田市中津江村において、地域の防災拠点である日田市中津江振興局から実際に孤立した平野地区へ災害時救援物資をドローンで配送するというものです。
訓練では、豪雨当時に発生した道路の寸断や通信回線の不通を想定し、消防本部によるドローンでの被災状況の調査を行ったのち、衛星電話配送による通信手段の確保や日本赤十字社大分県支部提供による救援物資の配送を行いました。

大分県による事業説明

大分県による事業内容説明

株式会社ノーベルによる実証内容説明

(株)ノーベル代表による実証内容説明

訓練の様子(災害調査)

災害対策本部の設置

災害対策本部の設置

孤立地区発生の可能性

孤立発生可能性の情報

消防ドローン

消防署ドローン スタンバイ

消防ドローンの操縦

ドローンの操縦の様子

孤立地区の確認

孤立地区及びドローンポート開設によるSOSの確認

訓練の様子(救援物資配送 I)〜輸送基地である中津江振興局側〜

救援物資搭載

日本赤十字社の救援物資を災害備蓄倉庫から持ち出し搭載

配送準備完了

配送準備完了

フライト

離陸作業開始

離陸作業中

物資を搭載し離陸

孤立地区へ向けて飛行

孤立地区へ向けて飛行するドローン

訓練の様子(救援物資配送 II)〜孤立した平野地区側〜

山間を抜け孤立地区に到着するドローン

孤立地区に到着するドローン

到着したドローン

孤立地区に到着後、高度30m(AGL)にて滞空するドローン

滞空し物質吊り下げ投下

滞空し吊り下げ方式にて物資投下

吊り下げ方式で配送された物資

吊り下げ方式で配送された救援物資

物資回収の様子

配送された救援物資回収の様子

救援物資の開封

救援物資の開封

衛星電話による安否確認

救援物資と共に配送された衛星電話で地元住民さまの安否確認連絡

参加機関

日本赤十字社大分県支部:救援物資提供
日田玖珠広域消防組合消防本部:事業監修、災害調査ドローン運航管理
大分県警察日田警察署:事業監修、事業協力
日田市、大分県:実証フィールド提供、地元調整、関係者調整
株式会社ノーベル:事業企画、運営、物資運搬ドローン運航管理、許認可対応

*ブルーイノベーション株式会社:ドローンポートのご提供

第一回実証実験を終えて

この度のドローンによる救援物資配送実験において、救援物資を回収開封くださった地元の方がニュースのインタビューで「ドローンで運ぶのは新しくていい方法」と仰られたのが大変感慨深かったです。
当実証実験で得られた課題やノウハウを整理し実運用に向けてしっかりと取り組む所存でございます。
実証実験に温かいご理解とご協力をくださりました中津江村の皆様方ならびに振興局の方々に心より感謝申し上げます。

プレスリリース全文

プレスリリース1/3

プレスリリース2/3

プレスリリース3/3

〈大分県WEBページ〉
https://www.pref.oita.jp/soshiki/14240/r2drone-poc07.html