H.29 7月5日 九州北部豪雨

九州北部豪雨発生

7月5日、九州北部を襲った集中豪雨により、福岡県朝倉市並びに弊社本拠地である大分県日田市では甚大な災害が発生いたしました。
犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
地元の企業として私たちにできることに最大限努めてまいりますことをお約束します。

以前、私たちは当WEBページを立ち上げて初めてのブログ記事を執筆するにあたり、弊社社屋前を流れる三隈川(筑後川)について書こうと社内で一致いたしました。
それは、この川が水郷日田を象徴する恵みの川であるからです。
しかしながら、その筑後川に到る幾筋もの支流が五年前と同じく氾濫し、福岡県朝倉地域の筑後川水系支流域では濁流がすべてを併呑し、日田市小野地区ではそれに伴う土砂災害が発生しました。
確かに、古から、筑後川水系は、豊かな水量を誇る恵みの川とされている反面、九州の暴れ川としても悪名高き河川でした。
そして、時に顕在する川の暴威を御するために多くの治水工事が行われてきたのも事実です。
そんな人間の業を嘲笑うかのように自然は河岸の全てを呑みつくしていきました。

ドローンによるH. 29 7月5日 九州北部豪雨の空撮写真(大分県日田市・花月川橋梁)

ドローンによるH. 29 7月5日 九州北部豪雨の空撮写真(大分県日田市・花月川橋梁)

私たちにできること

被災した花月川橋梁に行くと、山口大学の専門家がすでに調査のためにUAVを運航していました。
災害発生後翌日すぐに現地入りしたそうです。
少しお話させていただくことができましたが、災害対応の観点からすると、喫緊の現場状況把握のためにUAVは非常に有効だということ、私が空撮業者であることを知ると、情報の鮮度の観点から、できれば災害場所に一番近い運航専門業者が災害調査をすることの重要性をご教示くださいました。

災害時における被災状況把握にはUAVは非常に有用です。
空撮画像から得られる情報は、被災物のみならず、水位や広範な土砂崩れの範囲などを一度に見渡すことができます。
災害対策を講ずるにあたっては、被災者の安全確保、二次被害の防止の観点からもこれら中空域から見渡した画像情報は何にもまして、判断を下す一次資料そのものとなるはずです。

弊社も今般の九州北部豪雨発生翌日の6日にできる範囲において被災状況把握のために、UAV(ドローン)による災害調査を実施しております。
調査記録は即日、日田市の災害対策本部に提供しております。

尚、7日からは捜索救難機の活動のため陸上自衛隊による空域調整が行われており、その他の航空機及び無人航空機は飛行自粛が要請されています。(日田市については7月13日の12時をもって当該調整は終了しています)

公共機関において、記録素材についてご必要な場合等はご連絡ください。
無償にて提供させていただきます。